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絢音ちゃんはハゲもOKと
【金田一】「恋愛」というワードも、抽象的だからこそ解釈が分かれそうです
『新明解』によれば「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、2人だけでいたい、2人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと」。
こちらは、冒頭の「特定の異性」という言葉がまず引っ掛かりますね。
恋愛は異性間でしかできないのか、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人たちはどうなるのか、と問いたくなる。
『新明解』が刊行されたのは2011年、編纂作業がそれより前だとすると、当時は現在ほどLGBTへの社会的意識が高くなかったとも考えられます。語釈が時代とともに変わりうるよい例でしょう。
鈴木さんは「恋愛」の説明についてどう思いますか?
【鈴木】「恋愛」は、個人的な実感としてわからないのが正直なところです。
とくに、語釈に書かれている「他の全てを犠牲にしても悔い無い」状況は、あえて私に置き換えれば「乃木坂の活動を犠牲にしても」ということになりますね。
私にとって乃木坂以上に大切な存在はないので、やはり考えられないです。
一方で、作品として恋愛小説を読んだり、舞台で役を演じたりする機会はあるので、「恋って、こういう感じなのかな」と想像することはあります。
【金田一】この先、役者や歌手の道を歩んでいくのならば、恋愛をすることで磨かれる感性があるのも事実でしょう
ただ、私もその昔、応援していた伊藤蘭さんが「普通の女の子に戻りたい!」と叫んでキャンディーズが解散したことは強く覚えていますから(笑)、
鈴木さんやファンの皆さんの心情もとてもわかります。そう考えると、自分では体験しえない出来事を想像できる面でも、読書はうってつけの手段といえますね。
私にとって乃木坂以上に大切な存在はないので、やはり考えられないです。